たった1分!iPadとスプレッドシートで作る“顔と名前一致表”の超時短テク

業務改善

年度始めの「顔と名前一致資料」作り

桜が咲き誇る4月は新しい出会いとともに、新しい学級のスタートに胸を弾ませる季節。
担任発表にドキドキしながら、初めての学級開きや自己紹介、学級目標づくりなど、希望に満ちた毎日が始まります。

でも一方で、この時期には避けて通れない「事務作業」も山積みです。子どもたちと向き合いたい気持ちがありつつも、どうしても準備や資料作成に追われてしまう……。
そんな中、毎年多くの先生が「またこの作業か」と頭を抱えるのが、「顔と名前を一致させる資料作り」ではないでしょうか。


顔と名前が一致することの重要性

もちろん、担任として子どもの顔と名前を覚えるのは基本中の基本。
ですが、ここで言う「顔と名前一致資料」は、それだけで終わりません。

日常の学校生活では、担任以外の教職員も子どもたちと関わります。

  • 廊下で困っている子を見かけたとき
  • 体調が悪そうな子に気づいたとき
  • 不審な行動をする子に対して対応する必要があるとき
  • 緊急時に名前を確認しなければならない場面

こうした時に、全職員が顔と名前を一致させておくことは、安全管理と迅速な対応において非常に重要です。


写真挿入作業の「地味だけど大変な手間」

「校務支援ソフトに写真を取り込む」
「WordやPowerPointに写真を挿入して配置する」

こうした方法を使ったことがある先生も多いと思いますが、写真を一枚一枚挿入し、サイズや位置を調整していく作業は想像以上に時間がかかります

たとえば…

  • 「画像挿入」→「フォルダを探す」→「写真を選ぶ」→「挿入」→「サイズ調整」…
  • 一つでも間違えれば、やり直し
  • 順番が違ったり、写真が似ている子を見間違えたり…

これを30人分、40人分繰り返すとなると、下手をすれば半日がかりの作業になってしまいます


iPadとGoogleスプレッドシートで、たった1分で解決できる方法がある!

そんな悩みを解決してくれるのが、iPadとGoogleスプレッドシートを使った時短テクニックです。

特別なアプリや知識は不要。使うのは、

  • iPadの「スプリットビュー」機能
  • 「Googleスプレッドシート」アプリ
  • iPadの「写真」アプリ(標準で入っています)

この組み合わせだけで、顔と名前を一致させた資料が、驚くほど簡単に作れるようになります。

まずは、事前準備として名簿を貼り付けておきましょう。


実際の手順はたったの3ステップ

① スプリットビューで画面を2分割

iPadの下から指をスッとスワイプして「Dock」を表示。
そこから「写真」アプリと「スプレッドシート」アプリを左右に並べて表示させます。

② 片方に写真アプリ、もう片方にGoogleスプレッドシートを表示

スプレッドシートには、事前に「名前」と「写真を入れるセル」を準備しておきましょう。
画面が2分割になっていることで、写真を見ながら作業できるのが大きなポイントです。

③ 写真を長押ししてスプレッドシートへドラッグ&ドロップ!

入れたい写真を指で長押しすると、写真が浮き上がります。
そのまま、スプレッドシート上の該当のセルへスライドして、指を離すだけ!

これだけで、写真がセル内に自動で収まり、顔と名前が並んだ状態で資料が完成します。


iPad×スプレッドシートのメリットまとめ

  • パソコン不要:写真はiPadで撮影→そのまま使える
  • ファイルの変換・転送なし:SDカードやUSBケーブルも不要
  • 操作が直感的:メニューから探す必要もなく、指一本で完了
  • テキストボックスの調整不要:スプレッドシートのセル内にそのまま収まる
  • 全職員で共有可能:完成後はURLを共有するだけで、誰でも確認できる
  • 紙に印刷してファイルにするのも簡単:必要に応じてすぐ印刷

何よりも、従来数時間かかっていた作業が、たった数分で終わる圧倒的な時短効果があります!


忙しい先生の時間を、もっと子どもと向き合うために

年度始めは、やるべきことがたくさんあります。
でも、その中でも「本当に時間をかけたいこと」は、

  • 子どもたち一人ひとりと関わること
  • 学級づくりの土台を整えること
  • 教材研究や準備に集中すること

のはずです。

こうした「事務的だけど欠かせない作業」に無駄な時間をかけずに済むことで、本来大切にしたい教育の時間に集中できるようになります

また、顔と名前がすぐに一致する資料は、安全管理や緊急対応にも大きな力を発揮します。転入生が来た時や、教員が入れ替わった時にも、スムーズに対応できます。


最後に|先生同士で、もっとラクになる工夫を共有しませんか?

今回ご紹介した方法は、私自身が試して「これは便利だ!」と実感したものです。
年度始めの忙しさを少しでも減らし、先生自身の笑顔と子どもたちの安心を増やすために、ぜひこの方法を試してみてください。

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