小学校の算数授業で取り入れる 習熟度別指導。そのために欠かせないのが レディネステスト(準備テスト) です。これまで、紙に印刷して配布・回収・採点と、かなりの手間がかかっていたのではないでしょうか?
でも、ちょっとした ICTの工夫 を取り入れるだけで、先生方の 時間も労力も大幅に削減 できます!今回は、 東京書籍の算数教科書を使っている学校向け に、 Googleフォームを使ったレディネステストの自動化の手順 をわかりやすくご紹介します。最後には、 回答の集計用スプレッドシートのサンプルリンク も公開予定です。ぜひ参考にしてみてください!
いまさらきけないレディネステストってなに??
レディネステスト(準備テスト) は、 子どもたちの理解度をチェック して、算数の 習熟度別クラス分け を行うためのテストです。
これまで学んだことがきちんと身についているか、次の単元を学ぶ準備ができているかを確認します。テスト結果と、子どもたちの希望する学びのコースをもとに、最適なクラス分けを目指します。
ICTを使ってテスト準備を簡単にする方法
東京書籍の算数教科書を使っている学校ならラッキー!
教科書と連動した コンテンツウェブライブラリ にアクセスすれば、 単元テストやレディネステスト用のGoogleフォームテンプレート がそろっています。特に 4年生以上 なら、Googleフォームがそのまま使えるのでとっても便利!
Googleフォームの作り方のコツ
フォームに追加すべき質問項目
• テストの最初に 学年・組・氏名 を入力する欄を作成。
• 最後に 希望するコースを選ぶ質問 を追加。
例: 基礎コース・標準コース・発展コース
Googleフォームの設定で気をつけること
以下の 3つの設定は必ずオフ にしましょう!
✅ メールアドレスの収集をオフ
✅ 特定のユーザーのみに限定する設定をオフ
✅ 回答を1回に制限する設定をオフ
これらをオフにすると、子どもたちは ログイン不要でテストを受けられる ようになります。 「メールアドレスが必要?」と混乱する心配もゼロ! スムーズに始められますよ。
子どもたちへのテスト配布の工夫
テストを配布する方法も、工夫すれば もっと簡単&スムーズ になります!
1. Googleフォームの送信画面から URLをコピー する。
2. Google Classroom にリンクを貼り付けるのもよし!
3. QRコード化 がおすすめです。
QRコードの配布方法例:
• Googleチャットで該当学年の先生方にQRコードを送信。
• プロジェクターや大型モニターに QRコードを投影。
• 子どもたちは その場でQRコードを読み取って回答スタート!
これなら、 紙を配る手間も回収する時間もゼロ!
回答の集計とクラス分けの流れ
① 回答の確認
Googleフォームの回答データを スプレッドシートに保存 します。まずは、 全員が回答しているか をチェック!
• スプレッドシートの行数と クラスの人数を照らし合わせて確認 すれば、漏れがすぐわかります。
② 重複回答の確認
子どもの中には 何度もテストを受け直してしまう子 もいますよね。
• 回答を 氏名順に並べ替え すると、すぐに 重複回答を発見 できます。
• 最初の回答を有効 として処理しましょう。
③ スコア順に並べ替え
回答を スコア順に並べ替え すれば、理解度が ひと目でわかる一覧表 が完成!
④ 希望コースも考慮する
次に、別のシートを作って 希望するコースとスコアを照らし合わせて最終調整 をします。
• 希望とスコアの バランスを見ながら、子どもたちが安心して学べる クラス分け を目指しましょう!
まとめ: ICTを使ってラクラク管理しよう!
紙で配るより圧倒的に効率的!
✅ 配布・回収・採点の手間がゼロ!
✅ 重複回答も自動で確認!
✅ 結果データは翌年以降も再利用OK!
ちょっとした工夫で、 先生方の手間がグッと減り、 子どもたちもスムーズにテストを受けられる ようになります。 算数の習熟度別指導 が もっとラクに、もっと楽しく なりますよ!
スプレッドシートのサンプルリンクはこちら:
➡️ レディネステスト集計用スプレッドシートサンプル (リンクは後日公開予定)
ICTの力を使って、 子どもたちの学びも先生方の働き方も改善 していきましょう! 算数の習熟度別指導 の参考に、ぜひ取り入れてみてくださいね。