iPhoneの保証は
結局どれがいい?

AppleCare+・キャリア補償・モバイル保険を比べて分かった「お金と手間」の違い。

iPhone
手間を減らすAppleCare+1台を手厚く
複数台を守るモバイル保険低コストで3端末

最近のiPhone、高いですよね。1台買おうと思ったらMacが買えてしまうくらいです。そうなると気になるのが「もし壊れたら、どうするの?」という問題です。

ケース、ガラスフィルム、AppleCare+、携帯電話会社の補償、モバイル保険。どれも選択肢ですが、実際に壊して修理まで経験すると、「どれが一番安いか」だけでは決められないと感じました。

01

先に結論:1台の手間か、複数台のコストか

壊れた後までラクに

AppleCare+

1台を手厚く守り、修理や交換の手間とスマホを使えない時間を減らしたい人向け。

複数端末をまとめて

モバイル保険

自分で申請する手間を許容し、iPhone・iPad・Watchなどを低コストでまとめたい人向け。

私は今のところ、そんなふうに考えています。ただ、この話は保証だけの話でもありません。そもそもケースをつけるのか。そこから考えると結構面白いです。

02

「1年間の保証」と有料補償は別物

多くのスマートフォンにはメーカー保証があります。ただし「1年間なら、壊れても何でも無料」という意味ではありません。

  • 普通に使っていたのに動かなくなった製品側の不具合
  • 落下、画面割れ、水濡れ、へこみ、フレームの歪み

この二つは別です。有料の補償は、自然に壊れる可能性よりも、自分で壊してしまったときにどうするかを考えるものだと思っています。

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ガラスフィルムは、代わりに傷んでくれる消耗品

高いガラスフィルムなのに、意外と簡単にヒビが入ることがあります。でも私は、フィルムが代わりにダメージを受けてくれたと考えるようにしています。

高価なフィルムには、硬さ以外にも透明度、指滑り、反射防止、覗き見防止、貼りやすさといった価値があります。「高い=絶対に割れない」ではありません。

それでも、ケースをつけないiPhoneには憧れる

Appleが考えた薄さや質感をそのまま楽しむ。傷も使ってきた時間の一部。私も本当はケースなしに憧れる側です。

完全にケースなしは怖いので、今回はかなり薄いケースを選びました。小さな傷や軽い衝撃には思ったより強かったのですが、子どもと遊んでいたときに手がぶつかり、iPhoneがポンと飛んだ一回でフィルムが割れ、本体の金属フレームもへこみました。

10回無事でも、11回目に角からガツンといけば壊れる。

今なら「できるだけ薄い、でも四隅は少し厚い」ケースを選びます。ただ、保険に入っていたから薄型ケースという少し攻めた選択ができたのも事実です。保険は壊れた後だけでなく、普段の使い方を少し自由にしてくれます。

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iPhoneの補償は大きく3種類

種類代表例特徴
Appleの補償AppleCare+Appleの修理・交換を使いやすい
キャリア補償ドコモ・au・ソフトバンクなど故障、水濡れ、紛失などをカバーするプランがある
保険会社の補償モバイル保険など複数のモバイル機器をまとめて補償できる

キャリア補償は、私は事故時サービスを利用した経験がありません。ここからは、実際に使ったAppleCare+とモバイル保険を中心に比較します。

比較AppleCare+モバイル保険
基本の考え方1台を手厚く守る最大3端末をまとめて守る
事故・水濡れ対象対象
バッテリー容量80%未満なら交換対象経年劣化は原則対象外
紛失盗難・紛失プランなら対象置き忘れ・紛失は対象外
交換・修理エクスプレス交換など修理後の保険金請求が基本
強みとにかく手続きがラク料金と複数端末のバランス

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通常保証の相談で「その間のスマホは?」となった

以前、iPhoneのBluetooth接続に不具合が出ました。通常保証期間内だったのでAppleへ相談すると、いったんiPhoneを送り、状態を確認してから修理や交換をする流れでした。

そこで困ったのが「その間のスマホはどうするの?」です。連絡だけでなく、決済、仕事、写真、予定まで入っています。Appleから代替機を貸す仕組みはなく、携帯電話会社に相談するよう案内されました。

Appleへ修理に出す手続きと、代替機を確保する手続きは別。

AppleCare+のエクスプレス交換は、とにかくラクだった

AppleCare+を使ったときは、交換用のiPhoneが先に自宅へ届きました。データを移し、今までのiPhoneを送り返す。先に自分の端末を手放さなくていい。この差をかなり感じました。

AppleCare+は修理代のためだけではなく、壊れた後の面倒と、スマホがない時間を減らすサービスでもあります。

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モバイル保険は「月700円で3台」だけでは説明不足

モバイル保険は月額700円で最大3台ですが、3台が同じ補償額ではありません。主端末1台と副端末2台に分かれます。

区分修理可能修理不能・盗難
主端末1台年間最大15万円最大37,500円
副端末2台2台合計で年間最大45,000円1台最大11,250円
契約全体年間合計最大15万円

「3台とも15万円」ではありません。購入価格だけでなく、壊れたときの修理費も考えて、どれを主端末にするか決める必要があります。

iPhone以外も、条件を満たせば候補になる

Wi-FiやBluetoothにつながる対象端末なら、Apple Watch、iPad、ワイヤレスイヤホン、ノートパソコン、携帯ゲーム機なども候補になります。家にある高価なモバイル機器から3台を選んで守る、と考えると特徴が分かりやすいです。

実際に使うと「どう壊れたか」の説明が大事だった

申請では「壊れた」だけでなく、いつ、どこで、どのように壊れたかを具体的に説明しました。不幸にも落とした、子どもと遊んでいて手がぶつかった、といった偶然の事故と、故意に壊すことは別です。やはり「保険」なんだと感じました。

通常は修理代を立て替え、書類をそろえて申請する

私が利用した基本の流れは、修理代をいったん支払い、修理報告書、領収書、写真などをそろえてオンライン申請し、認められた後に口座へ振り込まれるものでした。

  1. 事故状況を整理いつ・どこで・どう壊れたかを記録する
  2. 修理前に確認対象になりそうか、必要な書類と修理先を確認する
  3. 条件を満たす窓口で修理修理代を支払い、報告書と領収書を受け取る
  4. オンライン申請写真と必要書類を添付する
  5. 審査後に振込判定結果をメールで受け取り、保険金を受け取る

「安いけど、自分で動く保険」

事故状況を説明し、修理先を確認し、必要なら事前に問い合わせ、書類をそろえて申請する。これが苦にならない人には相性がいいです。反対に「壊れたら少ない手続きで何とかしてほしい」「立て替えたくない」という人はAppleCare+のほうが向いています。

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修理は早かった。でも「もう一回来店」がある

今回、持ち込んだ店には部品在庫がなく、取り寄せになりました。実際には翌日くらいに修理完了の連絡が来て、思ったより早かったです。

ただ、もう一回店へ行かなければなりません。仕事、家事、子育てをしながらの「もう一回来店」は意外と重い。ここで改めて、AppleCare+のエクスプレス交換のラクさを感じました。

事前に聞くこと理由
部品の在庫はあるか取り寄せによる再来店を避ける
即日修理できるかその日のうちに受け取れるか分かる
預かりなら何日かスマホなしの期間を予測する
代替機はあるか生活への影響を確認する
予約できるか待ち時間を減らす

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結局、どの保証がいいのか

優先したいこと向いている選択肢
iPhone1台を手厚く守るAppleCare+
修理の手間や使えない時間を減らすAppleCare+
バッテリー劣化も気になるAppleCare+
紛失まで心配盗難・紛失プラン、またはキャリア補償
月額を抑え、複数端末を守るモバイル保険
iPad・Watch・イヤホンなどもまとめるモバイル保険を検討
薄型ケースを試したい補償との組み合わせを検討
そもそも破損を避けたい四隅を守るケース+ガラスフィルム
一番安い補償と、一番ラクな補償は同じではない。

保険料だけでなく、故障時の自己負担、補償上限、来店回数、修理期間、代替機、自宅交換、申請書類まで含めて本当のコストです。

私なら「薄型ケース+保険」は今でもあり

今回iPhoneを壊しても、薄型ケース+保険という使い方自体は悪くなかったと思っています。本来の薄さをある程度楽しみ、軽い衝撃はケース、大きな故障は保険で備える。ただし、保険は修理代を減らしても、修理の手間までは消してくれません。

壊れたとき、自分が何に一番困るのか。お金、スマホが使えない時間、来店の手間、それともデザインを楽しめないことか。全部を最大限に守るのではなく、自分が守りたいものにお金を使う。ケースもフィルムも保証も、そのための道具なんだと思います。