こんにちは!
ICT主任として、「どうしたら現場でタブレットやICTツールをもっと活用してもらえるのか」と悩んでいる方へ。この記事は、まさにあなたのためのものです。
「新しいツールを導入したのに、現場の先生たちにあまり使ってもらえない…」
「便利さを伝えたいけど、なかなか共感してもらえず、手応えがない…」
「トラブルが怖くて新しいことを試すのが不安…」
そんな悩みを抱えているあなたは、決して一人ではありません。私自身も、同じ壁にぶつかりながら少しずつ改善を重ねてきました。
でも大丈夫です。小さな成功体験の積み重ねが、現場の雰囲気を変え、先生たちの信頼を得て、ICT活用を広げる鍵になります。この記事では、 実際に私が現場で経験した悩みや工夫、成果 をもとに、「これなら自分もできるかも」と思えるアイデアをお伝えします。
さあ、ICT推進の第一歩を踏み出してみましょう!
タブレットを使う「必然性」を作る
先生方にICTツールを使ってもらうためには、「便利だから」だけでは足りません。重要なのは、 「使わざるを得ない状況」を作ること です。この「必然性」が現場に生まれることで、先生方は自然とICTツールを活用するようになります。
私が最初に取り組んだのは、 「欠席連絡の電子化」 でした。
欠席連絡の電子化に取り組んだ背景
欠席連絡は、これまで保護者が学校へ電話をして担任や職員が内容を聞き取り、その情報を口伝えやメモなどで担任に伝えていました。朝、担任はそれらをまとめて保健板に手書きで記入していました。この流れが朝の忙しい時間帯に大きな負担となっており、「なんとか効率化できないか」という声が上がっていました。さらに、欠席情報を確認するために職員室と教室を行き来することも手間の一つでした。
そこで私は、Googleフォームを使って欠席連絡を電子化し、欠席情報をリアルタイムで共有できる仕組みを提案しました。
導入当初の工夫:保護者が簡単に入力できる設計
最初に設計したフォームは、保護者が クラス、名前、欠席理由、内容確認、回答者 を入力するだけのシンプルなものでした。この段階では、保護者が簡単に入力できることを重視していました。
しかし、運用を始めると、現場の先生方から次のようなフィードバックが寄せられました:
- 「感染症や発症日も知りたい」
- 「病気以外の理由、例えば忌引きや通級も記録したい」
- 「不調といっても、体の不調と心の不調を分けてほしい」
これらの声を反映し、フォームを少しずつ改良。項目を追加しつつも、操作が複雑にならないようバランスを工夫しました。その結果、簡単ながらも内容がより詳細に記録できるフォームへと進化しました。
学校専用フォームの導入でさらに効率化
さらに、運用を進める中で、先生たちから「名前の入力が保護者と同じ形式だと、入力が手間に感じる」という意見がありました。特に、朝の時間帯に入力作業が重なると、現場の負担が増えてしまう問題が発生しました。
そこで、新たに 学校専用のGoogleフォーム を作成。以下の工夫を取り入れました:
プルダウン形式を採用
クラスや名前をプルダウンメニューで選択できるようにし、入力の手間を大幅に削減しました。保護者向けには個人情報なので絶対NGです。
同じスプレッドシートに情報を統合
保護者用フォームと学校専用フォームのデータを一つのスプレッドシートに集約し、欠席状況を一元管理できる仕組みを構築しました。
欠席連絡の電子化で得られた効果
欠席連絡を電子化することで、次のような成果を得られました:
朝の電話対応がほぼゼロに
保護者は電話をかける代わりにフォームを利用するため、先生たちの電話対応の負担が激減。担任の先生たちからは、「朝の時間に余裕ができて助かる」と喜びの声が上がりました。
タブレット利用の習慣化
欠席情報を確認するためにタブレットを使う必要が生まれたことで、これまでタブレットを使っていなかった先生方も、毎日タブレットを持ち歩くようになりました。
保健板のデジタル化による効率化
欠席情報をスプレッドシートで即時共有し、クラスごと一目でわかるデジタル保健板として活用。職員室と教室を行き来する必要がなくなり、業務効率が大幅に向上しました。色分けなどでパッと見てわかる、使いやすい設計にしました。
「必然性」を作ることの重要性
欠席連絡の電子化は、単に業務効率化のためだけでなく、 先生方がタブレットを活用するきっかけ を作る重要な第一歩となりました。
「これを使うと業務が楽になる」と実感してもらえたことで、次のICT活用へのハードルが下がり、導入がスムーズに進むようになったのです。
ポイント:現場の「困り感」を解消することが鍵!
現場での具体的な悩みを解消することで、現場の負担を軽減しながらICT活用の定着を図ることができました。こうした改良を重ねることで、先生方の信頼を得ることができたと感じています。
このように、小さな改善を重ねながら「使わざるを得ない状況」を作ることが、ICT活用推進の第一歩です。次はあなたの現場で、「必然性」をどう作り出せるか考えてみましょう!
試行錯誤を恐れず、改善を重ねるプロセス
ICTツールの導入には、必ず トラブルやエラー がつきものです。一度で完璧なものを作ろうとせず、試行錯誤を重ねながら改善していくプロセスが重要です。失敗を恐れず挑戦することで、現場に信頼されるシステムを作り上げることができます。
私自身も、欠席連絡の電子化や保健板のデジタル化を進める中で、多くの課題に直面しました。しかし、それを一つずつ乗り越えることで、現場の負担軽減と信頼構築を同時に実現できました。
改善を重ねた実例:保健板のデジタル化と通知機能の導入
欠席連絡をGoogleフォームとスプレッドシートで電子化した後、さらに保健板のデジタル化にも取り組みました。従来、手書きしていた保健板をスプレッドシートに統合し、タブレットでリアルタイムに確認できるようにしました。
このデジタル化で業務効率は向上しましたが、新たな課題も浮かび上がりました。
課題:保健板の入力忘れによる連絡漏れ
運用を進めるうちに、一部の担任の先生が 保健板を確認完了した入力を忘れる ケースが発生し、その結果、欠席や病気の情報が養護教諭や管理職に正確に共有されない連絡漏れが起きることがありました。この問題を解決するために、私は Googleチャットのチャットボット機能 を活用することを思いつきました。
解決策:チャットボットによる通知機能
Google Apps Scriptを使って、以下の仕組みを構築しました:
入力状況を自動チェック
スプレッドシート内で、決まった時間までに保健板が正しく入力されているかを自動で確認。
未入力時の自動通知
入力が漏れている場合、Googleチャットを通じて未入力の学級を通知で知らせる仕組みを作成しました。通知は、「〇〇クラスの保健板の入力が未完了です、こちらから入力お願いします→リンク」という具体的な内容で送信されます。
時間ごとのリマインド
このbotを決まった時間に全体へ通知する機能も追加し、「現在の入力状況」を見える化しました。これにより、保健板の入力状況が全員に共有されるようになりました。
試行錯誤を重ねたプロセスの成果
この通知機能を導入したことで、次のような成果が得られました:
入力漏れがほぼゼロに
忘れていた先生も自動通知のおかげで即座に対応できるようになり、連絡漏れが解消されました。
先生方の負担軽減
先生が「入力しなければ」と一人で抱え込むのではなく、システムがリマインドしてくれることで精神的な負担が軽減しました。教室ではいろいろあり、意図して忘れる先生はいないのです。
業務効率の向上
養護教諭が保健板を毎月作成したり、管理職に確認するために時間を割く必要がなくなり、より重要な業務に集中できるようになりました。
トラブルから学び、改良を重ねる大切さ
この通知機能を導入するまでの間、私自身も多くの試行錯誤を重ねました。
例えば:
• 最初は通知は行ってもファイルを開いて入力をして。。。と手順が多かったのですが、リンクを一緒につけることで通知からそのまま入力ファイルへとジャンプすることができるようになりました。意思に頼らず仕組みで改善するアプローチで、通知メッセージを改善しました。
• 一部の先生が「通知の中身が見れてしまうのがちょっと困るな」という意見を寄せたため、全員iPadの設定でプレビュー表示をオフにすることで子供に内容が見える心配もなく、必要なタイミングで通知がおこなわれるようになりました。
これらのフィードバックを受け入れ、システムを少しずつ改良していくことで、現場のニーズに合った実用的な仕組みを作ることができました。
試行錯誤を恐れない心構え
ICT推進において、最初から完璧なものを目指す必要はありません。むしろ、失敗やトラブルを経験し、それを改善していくプロセスそのものが信頼を生むと感じています。
• トラブルが起きたら、そのたびに改善策を講じる。解決が早ければ早いほど吉!
• 改善を重ねることで、現場にフィットした仕組みを作り上げる。
ポイント:改良プロセスで現場の信頼を得る
改善を重ねる中で、先生方から「これがあって助かる」「通知のおかげで忘れずに済むようになった」といった声が増えていきました。
この信頼が次のICT活用への土台となり、現場で「やってみよう」と思える雰囲気を作り出すことができました。
あなたも、まずは小さな取り組みから試し、改善を重ねてみてください。そのプロセスが現場の課題を解決し、ICT活用を推進する大きな一歩となります!
小さく始めることで得られる信頼と成果
ICT活用を広げるためには、 「スモールスタート」で少しずつ広げること が重要です。一度に大規模な導入を行うと、現場全体で混乱が生じる可能性があります。まずは小さく始め、成功体験を積み重ねることで信頼を築き、少しずつ活用の幅を広げることができます。
実例:夕方の「ちょこっとICT練習会」
私はまず、 15分程度の夕方のICT練習会 を始めました。
忙しい先生方にとって、「長時間の研修会」はハードルが高く、参加者が限られてしまいます。そこで、「短時間で気軽に参加できる」というコンセプトで練習会を企画しました。
練習会で扱ったテーマ
業務効率化に役立つGoogleツールの活用方法
Googleフォームやスプレッドシートを使った欠席連絡やデータ管理の具体例を共有しました。
授業で使えるICTツール
Kahoot! やロイロノートの使い方や知ってると便利なテクニックなどを簡単に説明し、実際に操作してもらいました。
iPadの便利な機能紹介
タブレットの基本操作から、授業や校務で使える便利機能を紹介しました。
校務でのAI活用(OJT研修)
ChatGPTを使って誤字脱字のチェックや授業アイデアを効率化する簡単な方法を提案しました。
練習会の特徴と工夫
テーマを絞り、短時間で実施かつ自由参加
• 「1回15分以内で学べる内容」に絞り込むことで、気軽に参加しやすい環境を作りました。
• 例:「Googleフォームで簡単なアンケートを作ろう」「Kahoot! を使ってみよう」など、具体的かつシンプルな内容にしました。
実際に操作してもらう
• 練習会では、説明だけでなく、先生方に実際に操作してもらう時間を取りました。
• 例えば、「その場でGoogleフォームを作る」「iPadで画面共有を試す」など、即実践できる内容にすることで、「やってみたら意外と簡単!」と感じてもらえるよう工夫しました。
参加者の声をもとに次回のテーマを決定
• 練習会にあたり事前にフォームでアンケートを取り、扱ってほしいテーマを聞くようにしました。
• 先生方の関心やニーズを取り入れることで、より多くの参加者を得ることができました。
校内研修会での取り組み:業務と授業に直結するテーマを選定
短時間の練習会に加えて、OJTで 校内研修会 も開催しました。研修会では、「業務に役立つICTツール」や「授業でのICT活用」をテーマに、実践的な内容を取り上げました。
校内研修で扱った主な内容
Canvaを使ったデザイン資料の作成
展覧会の案内や校内掲示物、授業資料の作成に役立つツールとしてCanvaを紹介しました。特に、「誰でも簡単にプロっぽいデザインが作れる」という点で大好評でした。研修ではAI生成も行いました。
ChatGPTの活用術
ChatGPTを使って業務を効率化する方法を提案しました。例:「Googleスプレッドシートの関数を作成する」「子どもたちが興味を持つ教材を生成する」など、具体的な活用例を示しました。
iPadとロイロノートの基本操作
タブレットの基礎的な使い方から、授業でロイロノートを活用する具体例を紹介しました。参加者がその場で体験できるようにし、「まずは試してみる」雰囲気を作りました。
研修や練習会を通じて得られた成果
参加者が徐々に増加
• 職員室の空きスペースで数人サクッと行うことでなんとなく先生たちがが集まってきました。参加者が「面白い!」「思ったより簡単」「便利だった」と話してくれることで、徐々に参加者が増えていきました。
• 「短時間で気軽に学べる」という形式が好評で、回をおうごとに他の先生方にも広がっていきました。ベテランの先生からは後に「あのちょっとした研修がすごくありがたかった」という感想もいただきました。
現場でのICT活用が進む
• 練習会や研修会で紹介したツールを実際に使う先生が増え、現場全体のICT活用率が向上しました。
• 例えば、Kahoot! は「子どもたちが夢中になる」と大好評で、他の先生方の授業にも取り入れられるようになりました。
信頼関係の構築
• 練習会や研修会を通じて、「困ったときは相談すれば解決してくれる」という安心感を先生方に持ってもらえるようになりました。この信頼関係が、さらに新しいツールを導入する際の後押しとなりました。
スモールスタートのメリット
トラブルの影響を最小限に抑えられる
小規模で始めることで、トラブルが発生しても迅速に対応でき、大規模な混乱を防げます。
成功体験を積み重ねられる
まずは少人数での成功を重ねることで、参加者の信頼を得やすくなります。
現場のニーズを把握できる
小さく始めることで、先生方がどのようなツールを必要としているのか具体的に把握でき、それをもとに改善や拡大を進めることができます。
私が経験したスモールスタートの成功と教訓
最初は数人の参加から始まった「ちょこっとICT練習会」や校内研修会でしたが、回を重ねるごとに参加者が増え、学校全体でICT活用が進むきっかけとなりました。
一方で、「全員が一斉に導入するべきだ」と焦ったこともありました。その際、フォローが行き届かず、かえって混乱を招いた経験から、「小さく、ゆっくりと進めること」の大切さを痛感しました。
あなたへのメッセージ:まずは小さな成功を積み重ねよう
ICT活用の第一歩は、「小さく試してみる」ことです。
短時間の練習会や限定的な導入から始め、少しずつ信頼を積み重ねていきましょう。その積み重ねが、現場全体のICT活用を広げる大きな力になります。
焦らず、楽しみながら進めてください!
現場の声を活かすコミュニケーション術
ICT導入の成功の鍵は、 現場の先生方の声を聞き、共感を得ること にあります。システムやツールをただ押し付けるだけでは、先生方に「自分ごと」として捉えてもらえず、導入が進まないことが多いです。そこで重要なのは、現場の声を拾い上げ、具体的なニーズに応える工夫をすることです。
現場の声を引き出す方法
私がICTツールの導入を進める際に、特に意識したのは 「現場の声を積極的に拾い上げること」 です。実際に使う先生方に直接意見を聞き、そのフィードバックを基に改善を重ねることで、現場に合ったツールを作り上げることができました。
使う先生方に試してもらう
新しいツールやシステムを導入する際、まずは少人数の先生方に試してもらうようにしました。特に、業務の負担が大きい 担任の先生や養護教諭 に協力をお願いしました。
たとえば、デジタル保健板の活用の際、養護教諭や管理職、あまり得意ではなさそうな先生と得意な先生など幅広く実際に使ってもらいました。
欠席連絡フォームだけでなく、保健板のデジタル化やポータルサイトの作成でも、現場の先生方からの意見を反映させることで、使いやすさを向上させました。
ポータルサイトでの改善の例
「締切のあるものが掲示板みたいになるといいな」
「ここを見れば!というのが一つあればいいのにな」
これらを受けてGoogleサイトを使って校務や授業に活用するものや、締切の掲示板を作成して、全員のiPadと校務パのデスクトップにインストールしました。
「すごく便利になった!ここをみればなんでもあるからね。」
という感想を言ってもらえました。といっても、当然使う人と使わない人がいるのは想定内。少しずつ推進していけば良いと思っています。
フィードバックを活かす姿勢が信頼を生む
先生方に試してもらい、感想を聞く際には 「感謝の気持ちを伝える」 ことを常に意識しました。
たとえば:
• 「使ってみてどうでしたか?自分では気づかない視点を教えてもらえるのがとても助かります。」
• 「細かいところに気づいていただけるおかげで、もっと良いツールに改良できそうです。本当にありがとうございます。」
こうした言葉を添えることで、フィードバックを提供する側も安心して意見を伝えてくれるようになります。特に、ICTに不慣れな先生からの意見は非常に貴重で、それを取り入れることでツールがより使いやすくなると感じています。フィードバックは攻めの姿勢で積極的にもらいにいきましょう!
現場の声を活かすメリット
ツールの実用性が向上する
• 実際に使う先生方の意見を反映させることで、現場のニーズに合ったツールが完成します。
先生方の満足度が上がる
• 自分たちの意見が反映されたツールは、「使いやすい」「現場に合っている」と感じてもらいやすくなります。
信頼関係が深まる
• 現場の声を尊重し、具体的な改善につなげることで、ICT担当者への信頼が生まれます
私が感じた現場の声を活かす大切さ
ICT担当者として、最初は「こうすれば便利だろう」と自分の考えだけでツールを作りがちでした。しかし、現場の先生方から「ここが分かりにくい」「こうしたほうが使いやすい」という意見をもらうことで、気づかなかった改善点が見えてきました。
一度、先生方の意見を十分に聞かずにツールを導入した結果、「使いにくい」と言われてしまったことがありました。その経験を通じて、「現場の声を聞くことの大切さ」を改めて痛感しました。
あなたへのメッセージ:現場の声に耳を傾けよう
ICT導入の成功には、現場の声を積極的に聞き、それを反映させる姿勢が欠かせません。先生方の意見を尊重し、感謝の気持ちを伝えながら、少しずつ改良を重ねていきましょう。
その積み重ねが、信頼関係を築き、ICT活用を進める大きな力になります。焦らず、一歩ずつ進めていってください!
自分を成長させるスキルアップの秘訣
ICT主任として日々の業務を進める中で、最も大きな成長を実感したのは 自分自身のスキルアップ でした。新しいツールを試し、現場の声を反映しながら改善を重ねるプロセスを通じて、業務効率化だけでなく、自分のスキルや視野が広がっていくのを感じました。
ICT推進がもたらす自己成長の実感
最初は「どうやって始めたらいいのか分からない」と戸惑うこともありましたが、取り組む中で少しずつスキルが身についていきました。失敗と成功を繰り返すことで、「このプロセスを楽しむことが自分の成長につながる」と実感できるようになりました。
身についたスキルとその実例
Google Apps Scriptの活用
• 最初は何も分からない状態から始め、ChatGPTやオンラインの情報を頼りに学びました。特に、 業務の自動化 を目指してGoogle Apps Scriptを使うことで、現場の課題を解決できるようになりました。
Canvaを使ったデザインスキル
• とにかく絵が苦手、作図が苦手だった私でも、Canvaを使うことでプロ並みの資料やポスターを作れるようになりました。展覧会のポスターや校内掲示物を作成し、見た目の良さと分かりやすさが先生方や保護者から好評でした。
AIツールを活用した効率化
• ChatGPTを使い、Google Apps Scriptのコードを作成したり、授業用の教材や資料を生成するなど、業務の幅が広がりました。 授業で使えるユニークなクイズや教材を作成し、クスッと笑える問題が子どもたちの興味を引き出しました。例えば「ヒカキンの視点で〇〇の問題を作成して!」など。
スキルアップの過程で感じた課題と工夫
最初のハードルは「分からないことが多すぎる」
プログラミングやデザインの知識がなかったため、初めは「これが自分にできるのか」という不安がありました。しかし、「まずは試してみる」「分からなければ調べる」という姿勢を大切にし、少しずつ理解を深めていきました。
周囲の協力を得る
周囲の先生方やICT支援員に相談し、現場の課題や改善点を共有することで、自分一人では気づけなかった視点を得られました。こうしたやり取りを通じて、ツールやシステムの完成度を高めることができました。今はインターネットで企業や全国の方々にも質問ができるので大変便利です!
ICT主任としての成長が現場に与えた影響
スキルアップを通じて、自分が作った仕組みやツールが現場で使われ、先生方の負担を軽減できたときの達成感は格別です。特に、Google Chatの自動通知機能は、「こんなことまでできるんだ」と驚かれ、ICTに不慣れな先生方にも「少しずつ使ってみようかな」と感じてもらうきっかけとなりました。
あなたへのメッセージ:楽しみながらスキルを磨こう
ICT推進は、現場を改善するだけでなく、あなた自身の成長につながるチャンスでもあります。初めは小さな取り組みからスタートし、少しずつスキルを磨いていくことで、大きな成果を生み出すことができます。
焦らず、自分のペースで進めてください。小さな成功を積み重ねるうちに、必ず自信と信頼を得ることができます。そして、その成長が現場全体をより良い方向へ導く力となるでしょう!
まとめ:挑戦し、改善し続ける姿勢が信頼を生む
ICT主任としての成功は、現場の課題を的確に捉え、失敗を恐れず挑戦を続けることにあります。その際、次のポイントを意識してください:
1. 現場の声を拾い、共感を得る。
2. 安全な環境でテストを重ねる。
3. スモールスタートで徐々に広げる。
4. 自分のスキルアップも意識する。
あなたの努力が現場の効率化を進め、信頼を築く基盤となるはずです。一緒に新しい教育現場を作り上げていきましょう!
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